アードベック10年 列海王とドイルが飲み交わしたシングルモルト

シングルモルト

こんばんは,ポチです。今日も楽しく飲んでいます。

今日ご紹介するお酒は個性の強いシングルモルトの中でもトップクラスの強烈な個性を持つアードベック10年です。このシングルモルトの強烈な個性を一言でいうと「臭い」につきます。一口味わってみると「くっせぇくっせぇくっせぇわ!」と歌いだしてしまいそうなほど、臭い臭いシングルモルトスコッチです。

シングルモルトスコッチはイギリスのスコットランドで造られたウイスキーで、おおよそ6つの地域に分けられます。各地域の名称とキャラ、代表ウイスキーが下記になります。

  • スペイサイド(華やか:マッカランなど)
  • ハイランド(バランス良いぞ:クライヌリッシュなど)
  • 諸島(個性派ぞろい:ハイランドパークなど)
  • アイラ(臭い:アードベックなど)
  • ローランド(軽やか:オーヘントッシャンなど)
  • キャンベルタウン(しょっぱい:スプリングバンクなど)

まぁ、なんてざっくりなキャラ分けなんでしょう。でも当たらずとも遠からずってところですね。この中でアイラはアイラ島と呼ばれる島で造られたウイスキーのことで、アイラ島では麦芽の乾燥に「ピート」と呼ばれる臭い煙を出す燃料がよく使われるのです。よってアイラ島のほとんどのシングルモルトが臭いウイスキーになります。その中でもトップクラスの臭さを誇るシングルモルトがアードベックなのです。

でも、こんなウイスキー売れるんですか?と思うかもしれませんが、実はシングルモルトの中でも人気商品の部類です。なぜこんな臭いのに人気があるのか、不思議に思うかもしれませんが、その答えの一端が漫画グラップラー刃牙の第二部に登場するドイルによって説明されています。ドイルが列海王とバーで話しているときのことです。スコットランドの出身のドイルが列海王に故郷の酒としてアードベックを紹介しています。

そうなんです、癖が強いがそれがかえって病みつきになるんですよ。アードベックを初めて飲んだ時多くの人があまりのまずさ、臭さにびっくりします。しかし鮮烈な個性が忘れられず、もう一度だけ飲んでみようと、なにか怖いもの見たさに似た気分で、アードベックを再度注文する過ちを犯してしまうのです。そしてこれを繰り返すうちに臭いウイスキーしか飲めないピーティー(臭いウイスキー)マニアに落ちていくのです。魔性のお酒ですね。

皆さんもこの、超強烈なアードベックの個性、試してみませんか?絶対記憶に残る良い?体験になりますよ。ただ一つだけ1つだけ注意してください。アードベックがいくら不味かった、臭かったからと言って

列海王の↑のような凶行には決して走らないでくださいね。とっても危険ですし、周りの人に迷惑がかかっちゃいます。ポチとの約束ですよ♡

なぜ列海王がこのような凶行に及んだかというと、アードベックが不味過ぎて、それを進めてきて飲ませた、ドイルにぶち切れした! 訳ではありません。アードベックが臭すぎて思わず噴き出したとき、たまたまそこに、ろうそくの火があったから・・でもありません。アードベックの名誉のために補足しておきますね。

漫画のストーリー上、彼らは宿命的に戦わざる負えない運命にあったわけで、決してアードベックが列海王とドイルの友情を引き裂いたわけではないのです。そこんところは誤解なきようお願いします。

ちなみに、この刃牙シリーズにはよくお酒が出てきます。すぐ思いつくのは、やっぱり喧嘩士、花山薫が飲むワイルドターキーですね。これは超有名なバーボン(アメリカで、トウモロコシを原料として造るウイスキー)ですね。あと、主人公、範馬刃牙の母親朱沢江珠が確か超高級ブルゴーニュワインのロマネ・コンティを飲んでいたような?。いずれにしても、作者の板垣恵介さんも、おそらくお酒好きなんじゃないかな。

さて、このアードベック10年ですが、4,000-5,000円ほどで、手に入りウイスキーであることを考えると、まだお手頃価格かと思います。臭い臭いと評価してきましたが、実はポチも大好きなシングルモルトの1つです。臭いウイスキー大好きー! アードベックをちびちび、やりながら、グラップラー刃牙を読むのもおつなものです。


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