ダブルヘイジー ニューイングランドダブルIPA

エールビール

今日紹介するビールもブリュードッグのIPAです。ただでさえ種類の多いブリュードッグですが、ダブルとかヘイジーとかどこかで聞いたことのある言葉が沢山出てきて、結局一体何が違うの???となってしましますよね。

では分かりやすく、他のラインナップと何が使うのかを中心に説明していきます。

ブリュードッグのダブルヘイジーはニューイングランドダブルIPAと言うビアスタイルになります。別の言い方もあり、ヘイジーダブルIPAやイーストコーストダブルIPAともいわれています。結局の所ポイントは下記3点ですね。

・IPA

・ダブルIPA

・ニューイングランドIPA

この3点の違いが分かれば、このビールがどんなビールなのか分かります。

まずIPAですが、インディアペールエールの略で、ホップを沢山使った苦みの強いエールビールです。詳しくはインドの青鬼を見てください。

次にダブルIPA(W-IPAもしくはDIPA)ですが、これはただでさえ、多量のホップを使うIPAに、通常の2倍ものホップを投入して造るビールのことです。ですので、通常とてもホップがきいて苦みの強いビールになりますが、一部のアロマホップなどを使うことによって、ほとんど苦くないビールにも仕上げることが出来ます。ちなみにダブルヘイジーは後者の方です。

最後にニューイングランドIPAです。これはアメリカのニューイングランド地方発症のビアスタイルで、IPAでありながらも、アロマホップを使うことによってフルーティーで苦みの少ないIPAになることが特徴です。また、無濾過で、濁ったビールになることも特徴で、それゆえヘイジー(濁った)IPAとも呼ばれます。本当にIPAとは思えない苦みの少なさで、ビール嫌いな人でも結構飲めたりする不思議なIPAです。

さてダブルヘイジーですが、つまりこれら3つ掛け合わせであり、苦みの少ないニューイングランドIPAのダブルIPA版(ホップの量が2倍)と言うことになります。もともと苦みが少ないビアスタイルですので、ホップを2倍にしても安心して飲めそうですね。

ちなみに以前紹介したヘイジージェーンはニューイングランドIPAです。ですので、今回のダブルヘイジーは丁度ヘイジージェーンのダブルIPA版になります。

ヘイジージェーンとダブルハイジ―と同様の関係にあるのがパンクIPAとダブルパンクになります。つまりニューイングランドスタイルでない、普通のIPAとダブルIPAの関係になります。

まとめますと以下のようになります。

ブリュードッグの普通のIPA

パンクIPA    → IPA

ダブルパンク    → W-IPA

ブリュードッグのニューイングランドIPA

ヘイジージェーン → IPA

・ダブルヘイジー   → W-IPA

ここまで読んでいただければ、このダブルヘイジーがどのようなコンセプト、立ち位置のビールか理解いただけたのではないでしょうか。これらのことを理解して飲むだけで、ダブルヘイジーが2倍?美味しくなりそうですね。

このビールの色は少し暗め、アンバーのかかった黄色。ヘイジー(濁っている)なので、透明感の無い液体であるが、ドロドロとまではなっていません。

香りは、多量のホップから来る、薬品系、シトラス、草木の香りで、腐葉土やどことなく動物的ニアンスもあります、時間が経つとフルーツ、柑橘系が現れてきました。

味わいはグレープやミカンなど柑橘系のフルーティーで、あとから少しチョコミント、松っぽさが出てきます。W-IPAなのに苦みがほとんど感じられないのは、ニューイングランドIPAならではです。フルティーな甘味があり、アクセントに少しミント、草っぽさ!美味しいですね。

ダブルヘイジーはアルコール度数7.2 %で440ml缶で660円ほどで、ダブルパンクやジャックハマーと同じ価格帯です。

ちょっと高いのと、味わいも濃いですので、毎日のぐびぐびビールと言うわけにいきませんが、ぜひ一度試してみてください。苦みが少ないので、ビールの苦手な方にもお勧めです。


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