ジャックハマー IBU 200 飲むな危険!衝撃の苦み

エールビール

今、飛ぶ鳥を落とす勢いのブリュワリー(ビールメーカー)ブリュードックパンクIPAをはじめ数多くのラインナップがありますが、その中で何が一番好きですか?聞かれたら、迷わず(少し迷うかもしれませんが)ジャックハマーと答えます。

そんなにおすすめなら、一度飲んでみようと思ったあなた

ちょっと待った!!!

IBU200 飲むな危険!!!

誰もお勧めとは一言も言っていません。ポチがとても気に入っている、大好きなビールと言っているだけで、1ミリもお勧めしません。

ブリュードッグなら、むしろパンクIPAをとてもおすすめします。まじでうまいビールですから。

さらにフルーティー、ジューシーなら、ヘイジージェーンダブルヘイジー。グレープ果実の入ったエルビスジュールも美味しいですね。

ですがこのジャックハマー、とんでもなく苦いビールです。なんたってIBU200です。異常な値です。

それを承知のうえで飲むのであれば、止めはしませんが・・・(むしろ飲んでみてほしい)

さて、このジャックハマーがどれほど苦いのかというと、それはIBU200と言う数値に示されています。

IBUとは正式にはInternational(国際) Bitternes(苦み) Units(単位)となり、その名の通り、ビールの苦みを表す値です。

ジャックハマーのIBUが200と言うことですが、その数値がどれほどすごいのか、日本で販売されている一般的なビールのIBUと比べてみましょう。

アサヒ スーパードライ      16

サントリー モルツ        21

キリン 1番しぼり           21

キリン ラガー          25

サッポロ 黒ラベル        21

サッポロ エビス         25

エチゴ フライングIPA     55

ヤッホー よなよなエール     41

ヤッホー インドの青鬼        62

ブリュードッグ パンクIPA   35

ブリュードッグ ジャックハマー 200

日本大手メーカーのピルスナーが20前後、苦みがしっかり感じられたフライングIPAやインドの青鬼ですら50-60です。それに対してジャックハマーはなんとIBU200です。文字通り桁違いですね。

これはどういうことかと言うと、簡単に言って日本の普通のビールを10倍に濃縮した苦みがジャックハマーにはあるということです。

強烈ですね。ちなみにジャックハマー=掘削機とのことですので、そのパンチのほどが名前からも伺えます。

ここまで説明すれば、なぜ私がジャックハマーをおいそれとお勧めしないか分かっていただけるかと思います。

日本のビールですら「苦いの嫌いなので、ビールあまり飲めないんです」ってかたが、結構いますよね。そんな方がまかり間違ってジャックハマー飲んだ日には、口の中が地獄絵図のもう大惨事とか言いようのない状態になってしまいます。

と言うことで、ジャックハマーを飲みたいという方は、このような事情を理解の上、自己責任で飲んでください!

実はかくいうポチも苦いビールはあまり好きではないんです。IPAは好きですが、それは苦いから好きではなく、ホップを多量に使ったことによる、フルーティーさや草木のニアンスが好きだからなんです。

ですので、初めてジャックハマーを飲んだ時もあまり期待していませんでした。ただ、ブリュードッグのラインナップにあったので、一度は飲んでおこうかなってぐらいの軽い感じでした。

ところがどっこい、一度飲んでみると意外と美味しかったんです。もちろん強烈な苦みはありますが、フルーティー感や草木の感じもあり、結構おいしいぞこれって感じでした。強烈な苦みもアクセントとなって、ついついもう一口って感じで飲んでいると、苦みで舌がだんだんしびれてくるのですが、それがかえって癖になって、ついついもう一口と進んでいるうちに空にいなってしましました。

もちろんぐびぐび飲めるビールではありません。そんなことしたら気絶しそうになります。

でも、なんていうのでしょうか、癖になる?病みつきになる?結構エンドレスで飲めそうな感じがしまして、結局またリピート購入したって経緯があります。

色はパンクIPAがとあまり変わらず、薄くクリアな黄色です。

香りもパンクIPAのニアンスがあり、クレープフルーツ、柑橘系のニアンス。でもその奥に得体のしれない深い草木、薬品薬草の香りが見え隠れします。

一口飲んでみると、意外にもフルーティーで草木のニアンスがある・・・と思ったのも一瞬、直後ドーンと苦みが押し寄せてきます。この苦みですが、麦をローストした焦げた感じの苦みではなく、草木や、ミカンの皮にある植物系の苦みで、それが松っぽさやわずかなグレープフルーツっぽさと一体となって押し寄せてきます。

IBU200は伊達じゃない

そういう言葉が頭に浮かびました笑

飲み続けると、苦いというより舌が痺れる感じがあり、それが、草木、松、グレープフルーツと共にやってきます。

流石苦いなぁと思っていたのですが、杯が進むにつれてだんだん病みつきになってくる中毒性の高い危険なビールかと。気が付けば、全身底なし沼に浸かっている感じですね。

ウイスキーで言えば、アードベックなどアイラ島の超癖の強いシングルモルトと同じポジションでしょうか。

はじめて飲んだ時、何だこれは?と思っていても、気が付けば、このパンチの効いたキャラがないと物足りなく感じます。

IBU200は伊達じゃない

飲むな危険ジャックハマーです。


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